チャリティーソング制作のバックストーリーと歌詞の主なシンボルについて
皆んなさん、こんにちは。 リーラ・メラです。 私は現在、日本の東京を拠点に活動しているウクライナ出身のシンガーソングライターです。 ウクライナで起こっているロシアからの侵攻でたくさんの犠牲者がでています。犠牲者への医療援助のために資金を集め、ウクライナの人々を元気づけることを願って、私はチャリティーソング「Blue Sky」をウクライナ語でリリースします。
この曲を制作することになったバックストーリーと歌詞の意味について伝えたいと思います。
2021~2022 年の冬、私と日本の音楽プロデューサー兼作曲家の佐伯栄一さんは、新曲でのコラボレーションについて考えていた時に、2 月末にロシアがウクライナに侵攻しました。その時、全世界の人々が、ウクライナで繰り広げられていた恐ろしい残虐行為を目撃していました。全世界がさまざまな方法で支援しようとしていたため、私はチャリティー音楽プロジェクトを作成するというアイデアを思いつきました。私たちも自分たちができる方法で手伝いたかったからです。私たちはミュージシャンであり、音楽を作ることが自分たちにできることです。支援曲は明るい気持ちにして元気づけることができる曲を作ることにしました。この曲は、チャリティーとして経済的に役立つだけでなく、ウクライナの人々を元気づけ、 国民精神を助けることができるようにという願いが込められています。佐伯栄一さんが作曲をしました。私(リーラ・メラ)が作詞と歌を歌いました。 募金は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が主導している「United24」の財団を通じてウクライナに送金します。
現在、このプロジェクトには日本の音楽コミュニティから多くの人が参加しており、ウクライナ、ブラジル、アメリカのクリエイティブな人々も参加してくれます。 特に、日本の広告および音楽制作会社 Unite Code Limited と、レコーディング/エンターテイメント スタジオ Studio Décorer に感謝の意を表したいと思います。
この曲の歌詞を書くことは、ウクライナ人の私にとって非常に大きな責任でした。 とても悲しく、怒りと憎しみに満ちていたときでさえ、アーティストとしては、自分の考えや感情を落ち着いて表現し、同時に明確で理解できるようにしなければならなかったからです。 そのため、歌詞には多くのヒントやシンボルが含まれています。しかし、歌詞にあるシンボルはおそらくウクライナ人だけが理解できるもだと思います。
ウクライナの歴史は、世界の人が知っているよりもはるかに長く、ロシアの歴史よりもさらに長いです。 しかし、ウクライナの歴史は悲劇と抑圧に満ちています。 したがって、ウクライナ国歌でさえ、私たちは王族や支配者を称賛しているのではなく、誰にも私たちを征服させないことを歌っています。具体的には、ウクライナ国歌には次の一節があります:
「ウクライナの栄光はまだ死んでおらず、ウクライナの自由もまだ生きている。私の若い兄弟たち、いつか私たちに運命が微笑む。私たちの敵は朝日の露のように滅びます。そして、兄弟たち、私たちもいつか私たち自身の土地を支配するでしょう」。そのため、コーラスの歌詞では、昇る太陽と落ちる露 (倒れる敵を象徴する) が主なシンボルになっています。 また、国歌と同じように、運命が私たちに微笑むことを歌っています。 青い空と黄色い小麦のようなシンボルは、この曲の歌詞でも非常に目立っています。なぜなら、まず、第一に、これらの 2つはウクライナの青黄旗のシンボルであると同時に、青空と黄色い小麦が平和な時代をも象徴しているからです(そして、ほとんどの人が知っているように、現在、ロシアはウクライナの小麦畑のほとんどを破壊し、世界で飢餓を引き起こす可能性のある信じられないほどの量のウクライナの小麦在庫を盗んでいます)。